二日酔い 吐く失敗したくなくてもしてしまうのがお酒というものですよね。特に二日酔いで吐く人もたくさんいると思います。後日まで引きずって辛くて仕方ないです。今回は二日酔いで吐き気が起こる人の原因とその対処法について紹介します。






意外と知らない真実!二日酔いになると吐く人の3つの事実

1)二日酔いになると吐く人の3つの事実、原因

アルコールによって吐き気が催される事に間違いはありません。ただし、アルコールの様々な作用が絡まって吐く人の原因となっています。

(1) アセトアルデヒドによる吐き気

アセトアルデヒドとは「肝臓でアルコールを分解する際に発生する有害物質の事」です。このアセトアルデヒドの毒性に吐き気があります。缶ビール一本程度のアルコールでしたら、一般的な方はすぐに分解されます。なので、体内にアセトアルデヒドが残留する時間も短くなります。

しかし、ウイスキーなどのアルコール度数の高いものや缶ビールを10本など飲んで摂取量が増えてしまうと分解するのに時間がかかり、体内に残留してしまいます。これが二日酔いの原因となります。

(2) 脱水症状による吐き気

アルコールには利尿作用があります。また睡眠時に汗をかく量も増える事がわかっています。これらによって、体外に水分が多く逃げていきます。これによって脱水症状を引き起します。脱水症状時には臓器の機能(消化器も含む)が低下します。それが原因となり吐き気を催します。

(3) 胃酸が増える事による吐き気

胃の中は粘膜というものでバリアをしてあります。アルコールはとても小さいので粘膜をすり抜けて胃に直接ぶつかってしまいます。それが原因になり胃液が過剰に発生します。胃酸が増えると胸やけや胃がむかむかしたりします。これが吐き気につながります。

2)二日酔いになってしまった時の3つの対処法とは

(1) 水分補給

お医者さんを対象にしたアンケートで二日酔いに最適な対処を聞いたところ56%が「水分補給」と答えたそうです。脱水症状を解消する為に水分補給は欠かせません。また水分を取ることによってアセトアルデヒドを薄める事が出来ます。もし実際に吐いてしまった場合も水を飲むことがおすすめです。嘔吐した際に食道の中に胃液が残っています。

これが食道を傷つけ更にむかむかする状態をつくります。水分を摂取することにより胃液もまとめて洗い流してくれます。

(2) 入浴を避ける

入浴を行うと汗をかいてしまいます。これにより更なる脱水症状を引き起こす可能性があります。もしどうしても入浴を行いたい場合は40度以下のぬるま湯にして20分以上の長期の入浴は避けてください。更に合わせて水分補給も忘れずに行ってください。

(3) 吐き気があるときはためらわずに出す

起床時に吐き気が強い場合、具体的にはトイレに行って「うっ」とする場合は、無理に我慢せずそのまま出してしまってください。出してしまったとしても体の栄養的には問題はありません。

3)吐き気を抑える水分補給の4つのポイントとは

(1) 大量に水分を取る

大量に水分を摂取することによって代謝を進めてアセトアルデヒドを薄める事が出来ます。また利尿作用が促進されるので体外に排出もされやすくなります。

(2) 体温に近い温度で摂取する

水分は腸で吸収されます。胃ではほぼ吸収しないのですが、胃を抜けるところで冷たい水は36度程度になるまで通さないように出来ています。なので、摂取するときに体温に近い温度のものを飲むと途中で遮られることなく水分補給を行うことが出来ます。

(3) ビタミンを一緒に取る

ビタミンはアルコールの分解を促進します。特にビタミンCは重要です。ビタミンCには「血中のアセトアルデヒドの分解を促進する効果」があります。よって水分補給と同時にビタミンを摂取するのが理想的です。グレープフルーツやアセロラジュースならビタミンCが豊富に含まれているのでおすすめです。

(4) カフェインを摂取する

カフェインには利尿作用があります。コーヒーや緑茶に多く含まれています。緑茶にはビタミンCも入っているので一石二鳥でおすすめです。

4) 二日酔いにならない為に最適の4つの予防法は

(1) 飲酒の前に水をペットボトル一本飲む

飲酒を行うと脱水症状になると述べましたが、これを予防する為にしっかり水分補給をすることがおすすめです。この際コーヒーや緑茶は利尿作用があるので避けましょう。

(2) 軽く食事を行う

すきっ腹の状態での飲酒は非常に危険です。一気に体にアルコールが回る可能性があります。なので、少しでもいいので食事を行うようにしましょう。たんぱく質を含む製品は消化に時間がかかるのでおすすめです。具体的にはヨーグルトなどの乳製品や魚肉ソーセージなどです。

(3) 炭酸飲料で割らない

炭酸飲料でお酒を割るとアルコールの吸収1.5倍早くなります。これは炭酸飽和という炭酸の特徴が原因にあります。炭酸飽和とは「二酸化炭素が水に溶ける」現象の事です。この炭酸飽和が発生することによりアルコールを吸収する速度をあげます。なので、お酒を割るときは炭酸ではなく、水が良いでしょう。

(4) 蒸留酒を飲む

飲むお酒を選ぶ際に醸造酒ではなく、蒸留酒を選ぶのがおすすめです。醸造酒で代表的なものは「ビール、日本酒、ワイン」です。逆に醸造酒の代表的なものは「焼酎、ウォッカ、ウイスキー」です。蒸留酒がおすすめな理由は不純物の少なさにあります。蒸留酒は醸造酒から不純物を蒸留という手段で取り除いて作られます。この不純物(アセトンやフーゼル油、タンニンなど)が二日酔いの原因とされています。

ただし、一般的に蒸留酒の方がアルコール度数は高くなっています。二日酔いになりにくいからと大量に摂取してしまうと一気に酔いが回ってしまうので気をつけて下さい。






今回のまとめ

1)二日酔いになると吐く人の3つの事実、原因

2)二日酔いになってしまった時の3つの対処法とは

3)吐き気を抑える水分補給の4つのポイントとは

4)二日酔いにならない為に最適の4つの予防法は