お酒 太る晩酌が大好きでビールを毎日飲んでいるお父さんの体重がどんどん増え、おなか周りを中心に脂肪が蓄積し、スーツのボタンがはち切れそうになっているという話はよく聞きます。ではどうしてお酒を飲むと太るのでしょうか。お酒と太る関係についてご紹介します。






意外と知らない真実!お酒と太る5つの関係

1)お酒のカロリーは気にしなくてもいい?

お酒を飲むと顔が真っ赤になって、体が熱くなったりしますね。アルコールを摂取すると直ちに肝臓で分解されて、優先的にエネルギーとして燃焼・代謝されるからなのです。このようにアルコールのカロリーは体に蓄積されにくいものなのです。この栄養素をほとんど含まないカロリーは、「エンプティカロリー」と呼ばれています。たくさんお酒を飲んでもカロリーオーバーを気にする必要はありません。

しかしお酒には糖質やたんぱく質がなど、他の栄養素が含まれているものもあります。これらの栄養素が、お酒を飲むだけでも太ると言われる原因の一つなのです。

2)太りやすいお酒と太りにくいお酒

カロリーは気にしないとしても、お酒を構成するカロリー以外の栄養素の違いには注意しないといけません。これを知った上で飲み方を工夫するのとしないのとでは、数年後の体型の違いに大きな差が出ます。

(1) 糖質が多くタンパク質が含まれる醸造酒

飲みすぎると太りやすく、たとえばビールはこちらのグループに入ります。糖質が多い日本酒やワインもこちらの仲間に入ります。そしてビールの炭酸ガスには食欲が増進する効果もあり、ビールが進むにつれつまみなどの過剰摂取にもつながるのです。また、日本酒なら冷よりも熱燗で体を冷やさない工夫をするとか、ワインでは糖分が比較的少ない辛口のワインを選ぶなどの工夫をすると、いくらか体重増加を防ぐことが出来ます。

(2) 糖質やたんぱく質が含まれない蒸留酒

こちらのグループは、太りにくいと言われています。焼酎はこちらに含まれます。しかし、果汁を入れ作るチューハイは太りやすいお酒のグループに入るので注意が必要です。また、ウイスキーやブランデー・ジンなどは太りにくいお酒のグループに入ります。

3)夜に飲み会の予定があるときの昼食メニューの注意点

夜に職場の飲み会の予定があるから今日のお昼ご飯はかけそばだけとか、おにぎり1個だけなど摂取量を控える人も多いですね。摂取量を控えながらも、満腹感は得たいと考えるときに選ぶメニューはどうしても炭水化物に偏りがちです。

しかし、居酒屋での飲み会に出てくるメニューと言えば高カロリーで糖質が多いメニューが多いです。たとえば鳥の唐揚げには小麦粉が使われますし、宴会プランだと鍋料理の後に〆の雑炊が出てくることがあります。単品メニューを頼むのとは違って、どうしても高カロリーで栄養バランスも偏りがちです。

それにもかかわらず、ランチまで蕎麦などの単品メニューにしてしまったらどうなるでしょう?当然、1日の糖質の摂取量が多くなるので、脂肪を蓄えやすくなり太ります。
夜に飲み会の予定が入っているときには糖質を控えめにして、バランスよく昼食摂取することをおすすめします。

4)肝臓の働きにも理由がある

肝臓はアルコールの分解を優先させます。長い時間をかけてお酒を飲むと、一緒に食べたおつまみの栄養素の分解は後回しになります。アルコールを毎日大量に摂取している人ならアルコールの分解で肝臓を常にフル活動させてしまうので、その結果肝臓が疲れてしまい分解に時間がかかります。アルコール以外の栄養素の分解が遅れてしまうと、体内に蓄積されやすくなります。蓄積されるときは脂肪として蓄えられるので、体重の増加につながるのです。
ではおつまみを食べないでお酒だけ飲んでいたら太らないのかと言えば、そうではありません。アルコールを分解するときに肝臓での中性脂肪の合成が進むのです。アルコールだけ長時間飲んでいたいら脂肪肝になりやすくなり、肥満を引き起こすのです。

5)お酒をたくさん飲むと動きたくなくなる

お酒をたくさん飲むと動くことが億劫になります。自宅で晩酌をするときには先にお風呂で汗を流して温まってから、いつでも寝られる体制でお酒を飲む人も多いでしょう。家族が作ってくれた酒の肴をゆっくり食べて、トイレへ行く以外は全く動かずに晩酌をして睡魔に襲われてそのまま眠ってしまうようでは、痩せるはずがありません。動かずに食べて飲んでいたら確実に太ります。

ほとんど毎日のように飲み歩いているにも関わらず太っていない人もいます。そういう人を観察していると、立ち飲みが多かったり1軒に長居をしないで少しずつ食べて飲んで次のお店に歩いて移動しています。こちらの飲み方の方が過食を防ぐことができ、次のお店や帰宅での移動である程度カロリーえお消費しているのです。






今回のまとめ

1) お酒のカロリーは気にしなくてもいい?

2) 太りやすいお酒と太りにくいお酒

3) 夜に飲み会の予定があるときの昼食メニューの注意点

4) 肝臓の働きにも理由がある

5) お酒をたくさん飲むと動きたくなくなる