二日酔い ロキソニン二日酔いになると頭痛がひどい、という方がたくさんいますが、みなさんはどのようにしてこの二日酔いや頭痛を対処していますか。すぐにはなかなか解消されず、薬などを使ってなんとか解決している人も多いでしょう。今回は二日酔いとロキソニンの関係についてご紹介します。






意外と知らない真実!二日酔いとロキソニンの4つの関係

1)二日酔いとロキソニンのはたらき

はずはじめに、二日酔いとロキソニンのそれぞれのはたらきについてひとつずつみていきましょう。

(1)二日酔い

お酒を飲みすぎることにより、一晩寝たにもかかわらず、体のだるさや頭痛が起きることをいいます。これは体がアルコールをきちんと分解しきれていない状態からなる症状です。アルコールが体内に入ると肝臓でアルコールを分解し、排出しようと働きます。このとき分解しきれると問題ないのですが、飲みすぎるとすべてのアルコールが分解されず、体内に残ります。

そのまま寝てしまうことにより、体内のアルコールからくる頭痛や吐き気などの症状がおきます。この状態のことを二日酔いといいます。

(2)ロキソニン

痛みをやわらげたり、熱を下げる効果のある薬で、薬局などで取り扱われている有名な鎮痛剤です。「頭痛にもよく効く」と言われており、普段から服用している人もたくさんいます。特徴としては、「比較的はやく効果が発揮される」と言われています。また「胃や腸への負担も大きくない」とも言われています。

2)二日酔いからくる頭痛

二日酔いをするとさまざまなつらい症状がありますが、その中でもみなさんを悩ませる大きな症状で頭痛というものがあります。動くとズキズキと痛んだり、少し大きな音がキーンと響いたり、日常生活のふとした瞬間におとずれる不快感。これは、アルコールを体内に取り込むと血管が広がり、周りにある神経を圧迫することからくる痛みです。

これを解決する根本的な方法は、「水を飲み、アルコールをきちんと分解させる」ということなのですが、なかなかすぐには症状が治まりません。肝臓でアルコールを分解するのですが、アルコールの量が分解できる量を大幅に超えているからです。水、アルコール、それぞれが吸収、分解されるまでにはある程度の時間が必要だからです。

3)ロキソニンのしくみ

ロキソニンといえば、「即効性があるのに眠くなりにくく、胃や腎臓に負担がかかりにくい薬」と言われています。偏頭痛もちの方はもちろん、薬局で簡単に手に入ることから愛用している人がたくさんいる薬です。そんなロキソニンは、神経が圧迫されている痛みを解決できるのではないか、ということから二日酔いの際、ロキソニンを服用している方もいるかと思いますが、二日酔いからくる頭痛への服用はおすすめできません。

(1)ロキソニンが分解されにくい

二日酔いになると、肝臓はアルコールを分解しようと必死に動いています。つまり、体の中でまだ分解されていないアルコールを処理することで精一杯なのです。そこへロキソニンを服用すると、ロキソニンが肝臓できちんと分解されないということが起きてしまいます。

(2)薬の効果が高くなる

一見いいことのように感じますが、これは「胃や肝臓を荒らしてしまうかもしれない」ということです。きちんと分解できないまま吸収することは体にとってとても負担をかけることなのです。

4)服用方法

それでも仕事の都合などでどうしても服用しなければならない人もいるでしょう。そんな時のために、二日酔いからくる頭痛のロキソニンの取り扱いを見ていきましょう。

(1)注意書きがあることを把握しておく

まず、ロキソニンの説明書には「服用前後は飲酒しないでください」と書いてあることをきちんと把握しておきましょう。二日酔いの頭痛を解決する根本的な方法ではありません。

(2)服用量を守る

すこしでも早く治したいから多めに飲む、ということは絶対にやめてください。体内にアルコールがあり、肝臓は一生懸命分解しようと必死で動いています。そんな中鎮痛剤を飲むといつも以上の効果が発揮される可能性があるので、あくまでも用量は必ず守ってください。

(3)一緒に水をたくさん飲む

ロキソニンを飲む際、一緒に飲むものはかならず水にしましょう。薬の効き目という点と、お酒の分解につながるからです。そのとき、普段より少し多めのお水を飲みましょう。そうすることにより、体の脱水症状をやわらげ、アルコールの分解を少しでも早くするためです。目安としては、コップ2杯程度のお水は最低でも飲みましょう。
いかがでしたか。

二日酔いからくる頭痛はかなり痛く、水を飲んで治すのがいいとわかりつつ、ゆっくり治すことはなかなかつらいですよね。そんなときは今回ご紹介したロキソニンにたよるのもいいでしょう。ただ、基本的には飲酒の前後にロキソニンを服用することはおすすめできないことを把握しておいてください。そのうえで、二日酔いからくる頭痛とロキソニンの上手な使い方のご紹介でした。






今回のまとめ

1) 二日酔いとロキソニンのはたらき

2) 二日酔いからくる頭痛

3) ロキソニンのしくみ

4) 服用方法