二日酔い 頭痛 治らない昨夜の宴会は楽しかったなぁ・・それなのにこの頭痛。わかっているのについつい飲みすぎての二日酔い。どうしていつもこうなるのか知りたい。そして早く治したい。今回は二日酔いの頭痛が治らない真実についてご紹介します。






意外と知らない真実!二日酔いの頭痛が治らない6つの真実

1)犯人はアセトアルデヒド!

アルコールは血管を拡張させる働きがあります。肝臓でアルコールが分解される過程で生じるのが「アセトアルデヒド」です。これば毒性の高い物質でこの「アセトアルデヒド」が血管を拡張させ、これによりズキズキ頭痛がおこります。この分解速度は体重60キロの成人で、一時間につき6グラムほどです。アルコール度数7%の酒350mlでのアルコールは20グラム相当ですから分解に3時間かかることになります。

2)日本人はお酒に弱い?

アルコールは「アセトアルデヒド」に分解され、アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により酢酸に分解、そして水と二酸化炭素になり体外に排出されます。アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)は19種類ありますが、なかでも「ALDH1(活性型)」と「ALDH2(低活性型)」の役割が大きいのです。せっせっと分解するのが「ALDH1」で、低濃度で働くのが「ALDH2」です。つまりALDH2は酵素の働きが弱く分解する力も弱いのです。

日本人の45~50%はこの「ALDH2」を持つといわれています。アルコールを分解する力が弱い=お酒が残るということです。つまり二日酔いになりやすい人が多いのです。欧米人はほぼ100%が分解力の高いALDH1を持っています。欧米人の方々にはお酒の強い人が多いですね。これら遺伝子は持って生まれたもの、遺伝なのです。後天的にお酒が強くなったような気がしても遺伝子は変わりません。

3)水分足りていますか?

飲んでいる途中でトイレに行く回数が増えたり、夜中に喉が渇く経験ありませんか。アルコールには利尿作用がありまず。酒量が多いと水分を摂っている気持ちになりますが、実際は排出量が多く体内の水分も足りなくなっていきます。おおまかな目安としてビール500ml×2本飲んだときに、同等量の約1リットル以上の水分が失われるといわれています。

水分が減ることで脳の髄液(脳を浮かべているプールのようなもの)も減ることにより、脳が下がった状態になり、ズキズキ頭痛を引き起こします。

4)甘いものが欲しくなりませんか?

飲み会の帰り道、ついついアイスクリームを買ったりジュースを飲んだりしませんか。飲みすぎると低血糖を起こします。アルコールが肝臓で処理されるとき、アルコールを分解優先します。これにより糖の生産が間に合わなくなり、糖の不足がおきるのです。

5)頭痛をやわらげるためには

まずは水分の補給をしましょう。身体の水分量が減っています。お水が一番です。冷たい水は胃に刺激が強いので常温か温かいものを飲みましょう。吸収の早いスポーツドリンクや失われた水分、糖分を補うためのオレンジジュース等も効果的です。そして睡眠・休養をとることも大事です。

6)自分を知ろう!

お酒に強い、弱いは人それぞれで「飲める量」も違いますが、お酒を分解する遺伝子は生涯変わりません。自分の状態を良く知り、無理をしないことです。






今回のまとめ

1)犯人はアセトアルデヒド!

2)日本人はお酒に弱い?

3)水分足りていますか?

4)甘いものが欲しくなりませんか?

5)頭痛をやわらげるためには

6)自分を知ろう!