二日酔い グレープフルーツ20歳過ぎてからの初めてのお酒。会社の飲み会で、ついついピッチがあがってしまって、次の日起きれないほどの二日酔い、そうではなくても軽い二日酔いは誰でも経験しているのではないでしょうか。今回は二日酔いとグレープフルーツの関係についてご紹介します。






意外と知らない真実!二日酔いとグレープフルーツの4つの関係

1)そもそも、二日酔いはなぜ起こるの?

お酒を、自身の代謝能力以上に摂取することにより起こる現象です。体内に入ったエタノールが消化されないとアセトアルデヒド(エタノールが酸化したもの)が生成され二日酔いになります。ちなみに飲酒後、短時間に現れるものは悪酔い(わるよい)と呼ばれています。一般的に二日酔いは、悪酔いの翌日になって現れる状態を指すので、どちらにしても知らないうちに体に無理をさせている印とも言えます。

2)フルーツの中でも、なぜグレープフルーツが勧められているの?

(1)ナイアシン
エタノールの分解・解毒を助けてくれる『ナイアシン』は、本来、体に備わっているものですが、アルコールが過剰に入ることによって働きが多くなり、不足します。それで、外側から補ってあげると良いわけです。それで、飲み始める前や飲んでいる最中にも口にすることで、飲みながら『ナイアシン』を補うことで、分解を手伝うことができます。
ナイアシンが含まれている果物は、グレープフルーツだけではありませんが、グレープフルーツには、二日酔いを軽減するための成分が他にもあります。
(2)「フルクトース」という果糖の豊富さ
このアセトアルデヒドの分解をサポートする働きがあるとされている グレープフルーツに含まれる「フルクトース」という果糖により、アセトアルデヒドの分解が促され、スムーズに体外に排出されることで、二日酔いの症状も和らぎます。
(3)豊富に含まれるビタミンC
フルクトースと同様の作用を期待することができる『ビタミンC』が豊富に含まれています。アルコールを分解・解毒する時にはビタミンCも大量に消費されます。しかし、ビタミンCは、体内で作る事が出来ません。そこで、アルコールを摂取する場合最低でも摂っておきたいですね。ビタミンCがある事で分解・解毒がスムーズになるのですが、一方必要以上に摂りすぎてしまうと肝臓に負担をかけてしまいます。
ビタミンCの1日の摂取量の目安…100mg
グレープフルーツ1個のビタミンC…約160mg
そう考えると、お酒を飲んだ時に分解・解毒分をプラスして体に入れてあげることができます。
(4)イシトール
別名「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれてている「イノシトール」。「イノシトール」は、肝臓の負担を軽減する作用があり、肝臓の負担が軽減されるので、肝機能の向上が期待されます。『イシトール』は、アルコールのスムーズな分解に役立つと考えられます。
(5)グレープフルーツの香り成分「リモネン」「ヌートカトン」
肝臓で作られている胆汁。胆汁が多く分泌されるとアルコールを分解・解毒しやすくなります。見逃しがちな香り成分のリモネンとヌートカトンは、その「胆汁」を分泌を促してくれます。胆汁により、肝臓で分解・解毒された後の残りかすもスムーズに体外に排出されます。残りかすは体内に残ってしまうと体の不調につながります。
例えば、胆汁がしっかり分泌されなかったり、肝臓の機能が低下すると脂肪分が消化する事が難しくなり下痢になる事があります。飲み過ぎの後、下痢が多い場合は、肝臓の機能が低下し胆汁が十分でない事で起っていることが考えられます。

3)二日酔いの予防にもなるグレープフルーツ

(1)グレープフルーツに含まれる「クエン酸」
『クエン酸』には、肝機能を高める働きがあり、胃腸の粘膜を保護する働きもあります。胃腸の粘膜が保護されるため、胃腸から吸収されるアルコールの刺激を緩和し、二日酔いを防止するとされています。
(2)100%ジュース
果実よりも、脱水症状、低血糖を解消するためにもジュースがオススメです。グレープフルーツには、アルコール分解を助ける糖が豊富に含まれているだけでなく、水分も多いので脱水症状、低血糖を解消するのに、とても効果があると言われています。寝る前に飲むものも、二日酔いの予防になります。
テレビの実験によると、アルコールの分解速度がグレープフルーツジュースの摂取が時は、空腹時に比べると12%も早く、柿や蜆の味噌汁を抑えてトップという結果でした。アルコールを飲んだ後にはグレープフルーツジュースを飲むことで、二日酔いを軽減できることが、データーによっても知ることができますね。
自家製ジュースの作り方
1. グレープフルーツの果汁を搾る
2. 搾った果汁を容器に移し、適量のハチミツを入れる
3. 半日ほど冷蔵庫で冷やす
4. 朝食前に摂取する
※ハチミツと一緒に摂ると、効果アップ

4)優秀なグレープフルーツ(ジュース)の注意点

(1)胃酸過多の時
二日酔いや二日酔いに伴う症状「吐き気」プラス「胃痛」「胸やけ」「食欲不振」の症状がある時、または吐き気は無いけれど「胃痛」「胸やけ」「食欲不振」がある場合は「胃酸過多」になっていることが考えられます。たくさんのアルコールや一緒に食べた食べ物を消化するため、必要以上の胃酸が分泌されることがあります。
胃酸が多い時に酸味の多い物を体内に入れると、また胃酸が増えてしまうので症状を悪化させる原因を作ってしまうことになります。グレープフルーツジュースや、グレープフルーツを少し食べてみて胃の痛み等が和らぐようであればそのまま続けて飲食して大丈夫ですが、少しでも痛みを感じた場合はやめておきましょう。
(2)脱水症状を感じた時
「頭痛」「吐き気」「食欲不振」の症状がある時、脱水症状の可能性があります。アルコールを多く摂ると排尿が多くなりますが、アルコールが細胞の中の水分を減らし細胞の外に増やしてしまう事で多くなると考えられています。そのため、脱水症状になることも考えられますので、その時はグレープフルーツジュースよりも、水や白湯を飲む方が効果的です。





今回のまとめ

1)そもそも、二日酔いはなぜ起こるの?
2)フルーツの中でも、なぜグレープフルーツが勧められているの?
3)二日酔いの予防にもなるグレープフルーツ
4)優秀なグレープフルーツ(ジュース)の注意点