二日酔いの症状として多く見られるのは吐き気。二日酔いで吐き気が止まらない時は、どのように対処すべきなのでしょうか。 二日酔いで吐き気が起こるメカニズムと食事について意外と知らない真実を皆さんに詳しくご紹介したいと思います。
意外と知らない真実!二日酔いと食事の〇つの関係
1)アセトアルデヒドによる吐き気
(1)アセトアルデヒドとは「肝臓でアルコールを分解する際 に発生する有害物質のこと」です。缶ビール1本 程度なら一般的な方ならすぐに分解されます。しかし、
2)脱水症状による吐き気
(1)脱水症状とは「体液が欠乏[けつぼう]した状態」です。 アルコールには利尿作用があり、また睡眠 時に汗を書く 量も増えることが分かってます。 これらによって、体外に水分が多く逃げていきます。 これによって脱水症状を引き起こします。脱水症状時に は臓器の機能が低下して、それが吐き気の原因になります。
3)空きっ腹による二日酔い
(1)胃に食べ物が入った状態でお酒を飲むと血液中のアルコー ル濃度は飲み始めてから30分から1時間位、経過した後 ピークに達します。逆に胃に食べ物が入っていなければ、
4)二日酔いになってしまった時の3つの対処法(一般的)
(1)水分補給
お医者さんを対象にしたアンケートで二日酔いに最適な対処 を聞いたところ56%が「水分補給」と答えたそうです。脱水症状を解消するためには水分補給が欠かせません。また 水分を取ることによってアセトアルデヒドを薄める事が出来ます。
(2)入浴を避ける
入浴を行うと汗をかいてしまいます。これにより脱水症状を 引き起こす可能性があります。もしどうしても入浴を行いた い場合は40度以下のぬるま湯にして20分以上の長期に入浴は避けてください。更に合わせて水分補給も忘れずに行っ てください。
(3)吐き気がある時は、ためらわずに吐き出す起床時に吐き気が強い場合、トイレに行って「うっ」とする 場合は、無理に我慢せずにそのまま出してしまってください。
5)二日酔いの症状緩和に役立つ朝ごはん
(1)シジミの味噌汁
味噌には「コリン」という成分が含まれており、コリンには 肝臓へと送られるアルコールが脂肪となって蓄積するのを防ぐ作用があります。
(2)バナナ
バナナに含まれる「ビタミンC」には、飲酒時に起こる肝臓 の機能障害に関係する「フリーラジカル」を中和する作用が があるとされてます。 ※「フリーラジカル」→「活性酸素」
(3)大根おろし
大根には、消化をサポートする「消化酸素」が豊富に含まれ ているため、二日酔いの胃もたれや吐き気に良いとされてます。
6)二日酔いの症状緩和に役立つ飲み物
(1)コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる作用が あるため、血管が拡張されることで発生す る二日酔いによる 頭痛の緩和に有効といわれます。これは1杯で十分です。
(2)緑茶
緑茶に含まれている「カフェイン」と「ビタミンC」が、ア セトアルデヒドを分解してくれます。
(3)果実ジュース
一般的にはオレンジジュースですが、一押しはグレープジュ ースです。グレープジュースに含まれている、「ビタミンC」、「果糖」、「クエン酸」がアルコールの分解をします。脱水症状、低血糖を解消するためにも、100%ジュースに して飲むのがオススメです。
今回のまとめ
1)アセトアルデヒドによる吐き気
2)脱水症状による吐き気
3)空きっ腹による二日酔い
4)二日酔いになってしまった時の3つの対処法(一般的)
5)二日酔いの症状緩和に役立つ朝ごはん
6)二日酔いの症状緩和に役立つ飲み物