飲み過ぎ 気持ち悪い飲み過ぎると気持ち悪くなって、最悪嘔吐してしまう人いますよね。飲み過ぎ=気持ち悪くなる、という方程式は誰もが納得すると思いますが、どうして気持ち悪くなるのか知らない方が少なくないのではないでしょうか。今回は飲み過ぎると気持ち悪くなる原因をご紹介します。






飲み過ぎると気持ち悪いのはなぜ?2つの原因

1)アルコールが体に影響を及ぼす?その働きとは

お酒で酔う原因はアルコールにあります。アルコールは摂取した数分後には体内に吸収され、刺激性もあるので口内や胃などにも影響を及ぼします。そもそも酔うとは「血中に溶け込んだアルコールが脳に運ばれ、脳が麻痺してしまう状態」のことです。アルコールは中枢神経に働きかけ、理性のコントロールを抑制します。酔うと性格が変わるなどは、こういったことが原因だと言えます。

理性が抑制されてしまっているため正常な判断もできず、行動や思考がどんどんエスカレートしていきます。脳が麻痺するということは、理性も緩くなってしまい、飲み過ぎにつながるのです。

2)飲み過ぎるとどうなる?酔いの作用と原因

(1)脳

先述したように、飲み過ぎると脳に影響を与えます。酔ってくると羽目を外してしまうのは理性の制御ができなくなり、自制心が弱くなってしまいます。また、記憶を司る海馬が麻痺してしまうと、記憶がなくなるなんてこともあります。珍しくはないですよね。このお酒で記憶がなくなる状態をブラックアウトといい、一種の脳障害でもあるのです。

(2)肝臓

アルコールは胃で20&、腸で80%が吸収され、そのアルコールが血液から肝臓に送られます。肝臓で分解されるアルコールですが、飲み過ぎると肝臓がその処理に追いつかず糖分や酸素が不足してしまいます。低血糖症になってしまうと頭痛やだるさの症状が出る二日酔いになるわけです。

(3)胃腸 アルコールは胃や腸を通って分解されていきます。アルコールが胃腸を通る際に様々な刺激を与えているのです。また、アルコールにより刺激を受けた胃は、さらに刺激を受けやすくなってしまい、飲み過ぎることによって粘膜がさらに傷ついていくのです。これによって一時的に胃の機能が低下していきます。

3)飲み過ぎで気持ち悪い原因はこれ!気をつけたいこととは

(1)アセトアルデヒド

肝臓で分解されたアルコールは、アセトアルデヒドになって全身の臓器を巡ります。 その後アセトアルデヒドは酢酸に、酢酸は水と二酸化炭素に分解されます。通常であればそのまま体外に排出されるのですが、飲み過ぎるとその処理が追いつかず急激に血中で増加してしまいます。このアセトアルデヒドは非常に毒性が強く、嘔吐中枢も刺激してしまうのです。

飲酒をした数時間後に気持ちが悪くなるのは、アルコールがアセトアルデヒドに分解され、アセトアルデヒドが過剰に発生するためです。飲酒をしても気持ち悪さを感じないタイプの人は、このアセトアルデヒドを分解するスピードが速いので、影響を受けにくいのです。

また、酵素が少なくアセトアルデヒドを分解するのに時間がかかってしまう遺伝子を持つ方もいますので、そういう方は注意をしましょう。 少量でも気持ち悪くなってしまうかもれませんね。

(2)アルコール

アルコールそのものには大変刺激性があります。胃はもともと賛成が強く、普段から粘膜で胃を守っている状態です。 しかしアルコールの刺激により胃粘膜が弱ってしまうと、胃そのものが刺激を受け胃酸が多く分泌されてしまいます。 その胃酸が胸焼けや酸っぱいものが逆流してくる、気持ち悪さの原因になるわけです。また、胃もたれが起こってしまうこともあります。

胃もたれとは「食べ物が胃から腸になかなか排出されず、胃の中に停滞すること」をさします。暴飲暴食をすることで胃に負担がかかり、胃の機能が低下してしまうため、飲み過ぎの際にはなりやすくなります。お酒を飲んでいるとつまみが欲しくなって、結果いつもより食べてしまっているという状態です。

4)飲み過ぎて気持ち悪い時の対処法は?意外と効果のあるものとは

(1)水

飲んだらその分だけ水を飲め、ということを聞いたことのある方はたくさんいると思います。実際水には、アルコールを体外に排出してくれる効果があるので、できるだけたくさん飲むようにしましょう。気持ち悪くてムカムカする時でも、水なら抵抗なく飲めそうですよね。

(2)グレープフルールジュース、スポーツドリンク

水をずっと飲み続けるのはきつい時もあると思います。そんな時はグレープフルールジュースや、スポーツドリンクが効果的です。グレープフルールは体内のアルコールを分解しやすくしてくれますし、スッキリとするので吐き気などもましになります。だからと言ってグレープフルーツサワーなども飲み過ぎは気をつけてましょう。スポーツドリンクは通常の水よりも水分が浸透しやすく、吐いてしまった時などの栄養補給にもなります。

水より即効性があるので、急な吐き気などには効果的です。

(3)梅干し

梅干しには、胃の粘膜を保護する働きがあります。 飲酒により荒れてしまった胃粘膜も素早く直してくれ、梅干しによって分泌される大量の唾液も、胃をも守ってくれるのです。 飲む前に食べても効果があるので、予防としても食べてみましょう。






今回のまとめ

1)アルコールが体に影響を及ぼす?その働きとは

2)飲み過ぎるとどうなる?酔いの作用と原因

3)飲み過ぎで気持ち悪い原因はこれ!気をつけたいこととは

4)飲み過ぎて気持ち悪い時の対処法は?意外と効果のあるものとは