カフェインは今まで健康的にあまり良しとされないイメージを持っていたのでうはないでしょうか? 実は、二日酔い対策にもコーヒーのカフェインが効果的との研究結果が最近になって発表されています。今回は二日酔いとカフェインの関係についてご紹介します。
意外と知らない真実!二日酔いとカフェインの4つの関係
1)二日酔いの翌日はコーヒーを飲む
(1) カフェインがアセトアルデヒドに勝つ
アルコールとカフェインを同時に摂取するなんて、余計肝臓に負担がかかると感じた方は多いのではないでしょうか。 しかし、最近の研究結果でカフェインは、肝臓の機能を活性化させ、アセトアルデヒドの分解を促すと言う嬉しい結果が出ています。 お酒のみの方は、大概アルコールが好きな方が多いと思われますから、目覚めの二日酔いに目覚めのコーヒーが効くとなると朗報です。
(2)カフェインはコーヒーだけではない なかにはコーヒーが苦手という方がいます。カフェインと聞けば、コーヒーのみというイメージがありますが、緑茶、紅茶などにも含まれています。 また、コーラもカフェインが含まれています。 コーヒーが苦手という方でも、カフェインの摂取に選択肢がある事も朗報です。
2)カフェインの健康効果
(1) カフェインによる肝機能の正常化
素人判断のイメージ的には、カフェインもなんとなく肝臓にも悪そうなイメージがあります。 しかし、カフェインは嬉しいことにΓGTP値を抑える作用があると発表されています。 通常、普段から3、4杯のコーヒーを飲む習慣のある人は、ΓGTP値が平均で10以上も低いとされています。 ΓGTP値とは、肝臓の正常化を表す数値的なバロメーターであり、低いほど良しとされています。
(2) 血圧を下げる効果がある
血圧の上昇とΓGTP値との比例にも嬉しい研究結果が出ています。同じく普段からコーヒーを摂取する人は、血圧が平均して低いそうです。コーヒーの摂取をやめたら、血圧が上がったそうです。 血圧も素人イメージからしては、カフェインを摂取すると血圧が上がりそうなイメージがありますが、実は血圧の上昇をも抑制してくれる作用があります。
二日酔いは、血管を拡張する作用で頭痛やお酒の弱い人が顔が赤いのは、血管の拡張によるものです。しかし、カフェインには、血管の拡張を収縮する作用があります。
3)カフェインの注意事項
(1) ダブル利尿作用に気をつけて
アルコール、カフェイン共に利尿作用があります。カフェインが、アルコールの摂取によって排出されてしまう悪性のアセトアルデヒドをさらに流してしまうのは良いのですが、さらに体内の水分を排出してしまい、より体内の水分が少なくなり、ある種の脱水症状になります。 アルコールやカフェインでは水分補給にはなりません。水分を補給したと思わずに別に水分補給をしたいものです。
(2) 胃酸を多く出す
胃が弱い人は、アルコールもカフェインも過剰に摂取しないように気をつけてくたいものです。 カフェインは、胃酸を多く促す作用があります。空腹時にコーヒーを飲むと胃が荒れる、食後のコーヒーは食事の消化を助けるというのは理にかなっているのです。 ストレスを逃れる意味で、コーヒーの飲みすぎは避けたいものです。
4)お茶の効用
(1) カテキンの利用
日本茶には、カテキンが含まれています。カフェインと同様、体には良しとされている成分ですので、二日酔い対策にお茶を利用するというのも有効な手立てです。 お茶といえば、カテキンが良しとされているのは広く知られています。カテキンには、胃の軟膜を保護する成分がありますので、お酒を飲む機会の前に飲んでおくと油っこい料理やアルコール対策にもなります。
(2) ビタミンCの利用
お茶には、ビタミンCも含まれいますので、かなり栄養素の高い嬉しい飲み物です。ビタミンCは、悪性のアセトアルデヒドの分解にはビタミンCが実は不可欠な成分なのです。ですから、合わせてビタミンCを緑茶などで補給をすると効果的です。
(3) カフェインの利用
日本茶にもカフェインが含まれています。コーヒーよりもカフェインが多く含まれているという話は聞いたことはありませんか? 忙しくて、普段の食事が不規則な方は、お茶でカテキンやビタミンCを補足的に摂取するのも有効です。
(4) できれば暖かいコーヒーやお茶を
コーヒーもですが、二日酔い対策でお茶やコーヒーを摂取しようとするのであれば、暖かい飲み物を摂取するようにしたいものです。 大概、お酒を飲んだ翌日に飲まれるかと思われますが、内臓を冷やさないためにも暖かいものを飲まれるのをおすすめします。 また、暖かい温度の方が、カテキンもカフェインなり多く抽出されます。
いかがでしたか?アルコールとカフェインがチャンポンになると体に悪いというイメージを抱く人が多いようですが、二日酔い対策としてお茶やコーヒーを好みや嗜好や状況、体調に合わせて上手に摂取し、二日酔い対策に講じていただければ幸いです。
今回のまとめ
1)二日酔いの翌日はコーヒーを飲む
2)カフェインの健康効果
3)カフェインの注意事項
4)お茶の効用