二日酔い 緑茶二日酔いをしてしまった場合の対処法は「水分補給」や「ウコンドリンクを飲む」など様々あります。実は「緑茶」にも二日酔いを防止、解消する力があるのをご存知でしょうか?今回は「緑茶の力」と「緑茶で二日酔いの防止、解消」についてご紹介します。






意外と知らない真実!二日酔いと緑茶の4つの関係

1)緑茶の力とその効果

緑茶は二日酔いに対してどのような効果をもたらすのでしょうか?

(1)二日酔いに対する緑茶の効果とは? 緑茶には「カテキン」という成分を、他の日本茶より多く含みます。 この「カテキン」には、胃の粘膜を守り、消化を助ける効果があります。 胃に粘膜を貼ることによって、おつまみ独特のにおいなどを消臭し、 吐き気をやわらげます。 また、アルコールの吸収を抑える効果も持ち合わせているため、 体内にアルコールが残りにくくなり、二日酔い防止につながります。 もう一つは「カフェイン」です。

「カフェイン」は利尿作用を働かせ、アルコール濃度を下げる力を持ちます。 「カフェイン」は血管を収縮する効果がありますので、 二日酔いしてしまった場合の頭痛の緩和にもつながります。

(2)知ってお得な緑茶の効果 緑茶には上述したものだけではなく、様々な効果を持ちます。 二日酔いとは直接関係ありませんが、簡単にご紹介いたします。 フッ素 歯を強くし、虫歯への抵抗力をつける効果があります。 よく歯磨き粉に書かれていますので、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。 おつまみをたくさん食べすぎても、緑茶を飲んで虫歯予防にもつなげましょう。 ・タンニン 脂肪を分解する「酵素」の働きを高める効果があります。

また、胃腸の働きを活発に作用させる力もあります。 お酒のおつまみには揚げ物が多いです。 胸やけな防止にものなりますし、継続して飲めばダイエットにもつながるでしょう。 ・茶ポリフェノール 血糖値の数値を大幅に下げる効果を持ちます。 糖尿病への防止につながります。

2)緑茶を飲むタイミングで二日酔い防止

緑茶について知っていただけたでしょうか? 次は緑茶を飲むタイミングで二日酔い防止をしましょう。

(1)呑む前に飲もう! お酒の席の前にご飯を食べては行かないですよね。 つまり空腹の状態でお酒を胃に入れることになります。 空腹時へのアルコールは胃に強く刺激し、一気に血圧も上昇していきます。 よって飲みすぎへとつながり、結果二日酔いを起こします。

お酒を飲む前に、まずは一杯の緑茶を飲みましょう。 お水やスポーツドリンクもいいですが、 緑茶の「カテキン」はアルコールの吸収を抑える効果を持ちます。 苦めで、渋めの緑茶が良いでしょう。

(2)お酒の間にも飲んでおこう!

お酒と同量の水分補給をしておくと二日酔い防止になる、とよく聞きますが これは緑茶でも大丈夫です。 ウーロン茶やスポーツドリンク、お水でも構いませんが、 緑茶は「カテキン」と「カフェイン」、 そして「タンニン」という、お酒の味方である3つの効果を持ち合わせます。 確実に二日酔いを防止するためには、 できれば緑茶を飲んでおきたいところです。

3)緑茶で二日酔いを解消しよう!

二日酔いを防止できなかった場合、 しっかり解消しなければその日一日、無駄になる可能性もあります。 ここは落ち着いて緑茶を飲んで解消していきましょう。

(1)二日酔いになった場合の緑茶の飲み方

二日酔いの時の胃は非常に敏感で、 刺激物が入ると胃痛を起こす可能性もあります。 二日酔いを解消したい場合は、刺激物である「冷たいもの」は避けるべきです。 できればあたたかい緑茶をゆっくり飲んでください。 胃は徐々に安らいでいき、アルコールによって冷やされた体内も 徐々に温かくなっていきます。

(2)おすすめお緑茶の飲み方

コンビニやスーパーのホットドリンクコーナーで買ったものでも大丈夫ですが、 「煎れたて」が一番二日酔い解消に効果をもたらします。 コンビニやスーパーで売られているホットドリンクは、 熱湯に近いほど熱くはありません。 「煎れたて」が良い理由は「カテキン」や「カフェイン」が多く溶け出す、 90度~100度ほどの熱湯で飲めるからです。 「カテキン」や「カフェイン」をより多く摂取した方が、 二日酔い解消への近道となります。

4)緑茶でなければならないの?

そんなことはありません。 ですが「緑茶の方がよい」という考え方です。 ではどこが良いのか見ていきましょう。

(1)コーヒーは「刺激物」

「カフェイン摂取ならホットコーヒーでも良いのでは?」と考えるかもしれませんが、 それは少しちがいます。 二日酔いの時は、気づかないうちに軽い脱水症状、または貧血の状態の場合があります。 コーヒーには「クロロゲン酸」という成分が含まれており、 鉄分の吸収が悪くなってしまう恐れがあります。

二日酔いの時に「目覚ましのために」とコーヒーを飲むと、 胃痛がしたり、足元がフラフラしてしまう場合があります。 緑茶であれば、カフェインは含まれていますが、 同時に「カテキン」で胃の粘膜を守ります。 「温かいカフェイン入りの飲み物」といえば同じですが、 カフェインから守る成分も含まれているのが緑茶なのです。

(2)紅茶は緑茶と同等?

紅茶にも、緑茶と同じ「カテキン」が含まれています。 温かい紅茶を飲むのも、体を徐々に温め、アルコールの分解を促進し、 またコーヒーよりもカフェインの量も抑えられるので、胃へ強い刺激を与えません。 ですが、紅茶に多く含まれている「ポリフェノール」には 脂肪を蓄える力を持ちます。 即効性があるわけではないですが、二日酔いの時に飲むと ポリフェノールの過剰摂取で吐き気を起こす場合があります。 そして紅茶独特の「ステイン」で歯の黄ばみにつながります。

緑茶ではカテキンでアルコールを分解し、 カフェインは適量に摂取でき、そして体を温めます。 緑茶はフッ素を含むので、歯の黄ばみ防止になります。

(3)自分の体調と気分を考えて飲もう!

ここまで「緑茶の良さ」、「緑茶と二日酔いの関係性」を解説いたしましたが、 最終的にはご自身のその時の体調、そして普段飲んでいるものから想定してみてください。 緑茶の苦みや渋みが苦手で飲めない方は、紅茶の方がいいかもしれませんし、 コーヒーも牛乳と同量で割って飲んだほうが解消される、という方もいらっしゃいます。

緑茶は昔から「薬」や「うがい薬」としても親しまれていました。 体調が悪くなったり、予防するために飲むとされていたそうです。 これらの成分を見てみると、「薬だ」と言われてもおかしくはありません。 健康的なものでもありますし、お酒の席の前に緑茶を飲んでおくと、 いつもと違う、良い朝を迎えられるかもしれません。 一度試してみるのもよいかと思います。






今回のまとめ

1)緑茶の力とその効果

2)緑茶を飲むタイミングで二日酔い防止

3)緑茶で二日酔いを解消しよう!

4)緑茶でなければならないの?