酒の飲み過ぎ 症状ついつい、おつまみと相まって味が深まる 「お酒」ですが、飲みすぎは注意とよく言われますね。 飲みすぎで、いろいろな症状が出てしまう場合があります。 どのような症状が出るのか、いつ頃発症するのか それらの症状と防ぎ方をご紹介いたします。






あなたは大丈夫?酒の飲み過ぎで出る4つの症状とは

1)飲み初めにも、飲みすぎにも出るしゃっくり

飲み会開始1時間もしないうちにしゃっくりが出る、または飲みすぎてきたころにしゃっくりが出る、なんてことありませんか?

(1)しゃっくりが止まらない

実は、しゃっくりの原因ははっきりと解明していません。ただし、原因として言われているのは 「急激な温度差を感じたときに横隔膜が痙攣して発症すること」を指すようです。飲み会開始直後に、喉をやわらげたり温度を調節するために 白湯を頼む方はいませんよね? 突然キンキンンに冷えたビールなどを飲むために 体内の温度が急降下し、この「しゃっくり」が出てしまうようです。

また、飲み始めてすぐではなく、 ずいぶんと飲んだ後にしゃっくりが出た場合も同様で、お酒の種類を変えたり、冷たいおつまみを食べ始めたりしていませんか?温まった体を急激に下げることも、しゃっくりの原因のひとつかもしれません。

(2)しゃっくりを止めるコツは?

このしゃっくりは、お酒に限らず熱いお茶や アイスクリームを食べたときなどにも現れます。せっかく楽しい食事や飲み会の時に発症してしまうと 箸が止まって不快になってしまいますよね。しゃっくりの止め方は人それぞれで、効果も個人差がありますがいくつかご紹介します。

①水を飲む

コップ半分ほどの水を、喉を鳴らしながら飲む方法です。

②方耳に人差し指を入れて、30秒ほど待つ

 左右どちらでも構いませんので、指を入れてじっと待ちます。気持ち、奥の方に差し込むと効果があるそうです。

③羊を数える

正確には羊ではなく、キリンやのんびりした動物を脳内で数えて落ち着かせる方法です。眠くなってしまう方には向きませんが、なぜかしゃっくりは止まるそうです。

④誰かにびっくりさせてもらう

これはよく聞く王道パターンですが、怪我など無いように気を付けましょう。

以上4つをご紹介いたしました。しゃっくりが出たときはお試しください。

2)なぜ?飲むと顔が赤くなってしまうワケ

お酒をたくさん飲んでいると、だんだん顔が赤くなってきます。実は人によってさまざまで、飲んですぐに出る人、飲み会終了後に赤くなる人など、個人差があるのです。

(1)なぜ顔が赤くなるの?

お酒を飲むと、まずアルコールが体内に入り、約10%が尿や汗などで排出されます。残りの分は「アセトアルデヒド」という成分へ分解され、そして最終的には二酸化炭素と水に分解されるように 体内は動いています。この「アセトアルデヒド」は強い毒素を持ち、神経に働きかけ、皮膚下の血管を広げていきます。これによって、顔が赤くなるのです。簡潔に言うと、「アセトアルデヒドという毒素をうまく分解されない方が顔が赤くなりやすい」、と思ってもらえれば大丈夫です。

(2)顔が赤くなることは防げるの?

「アセトアルデヒド」は皮膚下の血管を広げて 顔を赤らめていきます。 つまり血行をよくしてから飲むと血流がよくなり、 顔は赤くなりにくいです。

 ①簡単な運動をしてから飲む

ランニングや腕立て伏せ、などではなく 駅から居酒屋までの距離が少し遠い場所を選んで、軽いウォーキングになるように歩きましょう。少し体が温まった頃には血流もよくなってるので、顔は赤くなりにくいです。

 ②飲み方に工夫をする

空腹時にアルコールを入れてしまうと、一気に「アセトアルデヒド」が血液内に流れ込み、溜まり、そして顔を赤くし始めます。チーズなどでもいいので、乳製品を胃に入れてからお酒を飲み始めると、胃の粘膜を守り、「アセトアルデヒド」が 流れ込みにくくなります。また、乳製品は二日酔い防止にもなるので、まさに一石二鳥ともいえるでしょう。

3)お酒を飲むと全身がかゆい!

熱燗を飲んでじわっと温まり、手のひらなどが少し痒くなることがあります。そうではなく、腕や首元、ふくらはぎなどが痒み出し、バリバリとかかずにはいられない場合です。飲みすぎると、より痒みは増してきます。

(1)アルコールによって痒くなる

アルコールは血行を良くし、血流をあげます。それにより体は温かくなります。皮膚下の血行が良くなると、肌の方も敏感になり、軽い服のこすれや、髪の毛が当たっただけでも 猛烈に痒く感じます。突然急激に温度が上がった場合に発症しやすくなるので、もともと血行が悪かったり、代謝の良くない人に現れやすい症状です。

(2)痒みを止めたい!

この痒みは、血行が良くなって肌が敏感になっていることから 発症しているものなので、冷やすことが大切です。バリバリかき続けても痒みは収まりませんし、肌は傷つく一方なのでできるだけかかないようにしましょう。

①冷水シャワーを患部にかける 家にいる場合は水道なので大丈夫なので、痒い部分に冷水をかけましょう。ジンジンとしてきたらかけるのをやめ、通常の体温に戻るころには痒みも収まっています。

②冷たいおしぼりで患部を冷やす居酒屋で飲んでいるときはシャワーなんてかけれません。冷たいおしぼりを用意してもらって、 患部に数分間当てておきましょう。おしぼりが熱を持ち始めたら離しても良い頃でしょう。

③保冷剤または氷をタオルに包んで冷やす冷たいおしぼりやシャワーの当てにくい部分では保冷剤か氷2、3個をタオルに包み、患部に当てましょう。冷水より急激に冷ますことになるので、短い時間で大丈夫です。低温火傷に注意して、様子を見て痒みを抑えましょう。

4)もう飲めない!

眠くなってしまう理由 たくさんお酒を飲んでいると だんだんと睡魔が襲ってきます。これはどういう理由で眠くなるのか、はたまた眠気防止することはできるのでしょうか?

(1)セロトニンは心地よい眠気を誘う

お酒にはアルコールだけでなく、 「セロトニン」も含まれています。 この「セロトニン」には脳をリラックスさせる成分が含まれており、 恐怖感や緊張感を緩和させ、心を沈静化させまます。 リラックス状態になった頃には、 心地よい眠気が誘いに来ていることでしょう。

(2)寒くなって眠くなる

お酒は、最初は血行を良くして体内を温めますが、 ひらかれた血管からは熱が逃げやすくなっています。 そのため、飲み初めに比べて段々と「寒い」と感じるようになります。 人間は眠るとき、体の機能を休めるために体温を低下させます。 アルコールによって低下させられた体を、 脳は「眠る準備」と認識し、結果眠気に誘われます。

(3)お酒に弱いとすぐ眠くなる?

周りはまだまだ飲んでいるけど、 自分だけ数杯で眠くなってしまう、という経験はありませんか? 摂取したアルコールの分解量が限度に達したとき、 あなたは眠くなっているのです。 つまり、「お酒に弱い」という意味です。 これはあなたの体質なので、改善することはできません。 あなたの持つ体の中では「たくさん飲んだ」という認識になり、 体温が低下し、リラックス状態で眠気を誘っていることになります。 それ以上、無理に飲んでしまうと、 吐き気や二日酔いにつながりますので控えておきましょう。

(3)楽しく長く飲みたい!

眠くならない秘訣 楽しい飲み会なのにすぐ眠くなってしまうと なんだかもったいない気分になりますよね。 眠くならずに、長く楽しくお酒を楽しめるよう工夫してみましょう。

お酒の量を管理する 難しいかもしれませんが、自分で飲んだ量を管理するのは、 数えるごとに意識をはっきりさせるので、 すぐに酔わないようになります。そして、何杯目で眠くなりやすい、など 自分のお酒に対する事も知れるので一石二鳥です 。居酒屋などではグラス交換制となり、覚えておくのは難しいかもしれません。そんなときは、数字だけでもいいので携帯のメモ機能に記録しておきましょう。面倒かもしれませんが、このひと手間が楽しむコツにもなります。

お酒の合間に水分補給 お酒ばかり飲み続けると、脳は麻痺していき、すぐに眠くなってしまいます。飲んだお酒と約同量の水分、お茶やお水を飲むとアルコールは排出されやすくなります。周りのペースに合わせすぎず、自分の酔い加減と相談して楽しい時間を過ごせるといいですね。






今回のまとめ

1)飲み初めにも、飲みすぎにも出るしゃっくり

2)なぜ?飲むと顔が赤くなってしまうワケ

3)お酒を飲むと全身がかゆい!

4)もう飲めない!眠くなってしまう理由