二日酔い ランニングランニングを日課にしている方は多いのではないでしょうか? たまに二日酔いの時はランニングでアルコールを体外に出すといいということを聞きます。二日酔いにランニングは本当に良いのでしょうか。その疑問を解決していきたいと思います。






あなたは大丈夫?二日酔いとランニングの3つの関係

1)二日酔いにランニングは危険?体にかかる負担

(1)脱水症状

アルコールを摂取するとその利尿作用により脱水症状に陥っている場合がほとんどです。ランニングで汗をかいて老廃物を出すことはいいことに感じますが、実は汗だけではアルコールを排出できません。脱水症状な上に汗を流してしまうので、さらに体内の水分が減ってしまいます。さらに二日酔いが悪化する恐れがあるので、まずは水分を摂取することが大切です。

(2)発熱・発汗

体はランニングによる体温の上昇を抑えようとして汗を出します。アルコールの分解から出たアセトアルデヒドが完全に分解されていないと二日酔いになります。二日酔いはまだ原因の物質を分解しきれていないから起こるのです。 しかし、ランニングで汗を出してしまうと体は汗を出すことを優先させてしまいます。

肝臓でアセトアルデヒドを分解するためには水分が必要ですが、肝臓へ水分を送れなくなってしまいます。 その結果二日酔いの原因物質を分解したり、二日酔いの治りが遅くなってしまうのです。

(3)血液

ランニングをすることで脈拍は増えます。 飲酒後は血液内に分解後のアルコールが含まれています。 そんな血中アルコール濃度が高い時に運動をしてしまうと、血液の流れがよくなり身体中にアルコールが運ばれてしまいます。 また、アルコールを含んだ血液が筋肉にも分散されてしまうので、アルコールを分解している内臓にまで届かなくなります。

どんどんアルコールの分解が遅れていき、二日酔いの症状が改善されない状況に陥ります。 こちらはランニングのみならず入浴などの行為でも起きてしまいます。頭痛がひどくなったりすることもありますので注意が必要です。

2)ランニングの効果は?

アルコールと上手に付き合う秘訣とは ランニングを日常的に行なっている方は、体力作りやダイエットのためにしている方が多いと思います。飲み会の多い時期などはランニングとお酒を両立させたいですよね。ランニングがもたらす効果をご紹介します。

(1)ダイエット

ランニングダイエットは基礎体力や代謝などを上げて痩せるダイエットです。筋肉もつくので健康的に痩せることができますし、体力もつくのでリバウウンドしたとしても痩せやすい体質になっているでしょう。年齢を重ねるごとに二日酔いになりやすくなる方がいますが、普段から体力をつけておくことでアルコールを分解するエネルギーも蓄えられますね。

(2)ストレス発散

ランニングでセロトニンという物質の分泌を高めることができます。このセロトニン「精神を安定させてくれる神経伝達物質」なのです。 ランニングで少しスッキリした気分になったりするのはこのセロトニンのおかげです。普段からストレスを溜め込まないことで、お酒の席でも羽目を外し過ぎてしまわないかもしれません。

3)睡眠の質

ランニングをすることで体は程よく疲れてくれます。 疲れた体は休息を必要とし、眠くなるのです。 ゆっくりリラックスして走ることにより副交感神経が優位になるのでぐっすり熟睡できます。二日酔いには睡眠の質が重要になってきます。普段から質の高い睡眠をとっていることで、疲れにくくもなるでしょう。

3)注意したい?アルコールとランニングの関係とは

アルコールは肝臓で分解されますが、この肝臓には代謝という機能もあります。しかし肝臓がアルコルの分解を優先させるため、食べ物から摂取した糖やたんぱく質が効率よく吸収されなくなってしまいます。肝臓がこのような機能をしなくなってしまうことにより、ランニングをするエネルギーが作られなくなってしまいます。また、アルコールの分解には体に蓄積されているグリコーゲンという糖質が使用されます。

このグリコーゲンはエネルギーに変わりやすく、ランニングの際にはとても重要な成分です。 ランニングをするのにアルコールは要注意な存在ですね。

4)どうしてもランニングしたい!そんな時はどうすれば?

日課のようにランニングをしている方にとって、二日酔いでランニングを休むというのはあまり気持ちのいいものではありませんね。 あまりひどい二日酔いでもないし、軽くなら走りたいという方に注意していただきたいことをご紹介します。

(1)水をたくさん飲む

まずはアルコールの分解を優先させましょう。 二日酔いにはたくさん水を飲み、脱水症状を解消しアルコールを水で薄めましょう。 少しは二日酔いが楽になります。

(2)激しい運動はNG

二日酔いが楽になってきてもいつものペースで走るのはやめましょう。 できればウォーキングから始めて、決して無理をしないことが重要です。






今回のまとめ

1)二日酔いにランニングは危険?体にかかる負担

2)ランニングの効果は?アルコールと上手に付き合う秘訣とは

3)注意したい?アルコールとランニングの関係とは

4)どうしてもランニングしたい!そんな時はどうすれば?