二日酔い 対策 飲んだ後二日酔いの頭痛や吐き気はとっても辛いものです。二日酔いにならないためには、適量を守る事が大切です。しかし飲み過ぎた後でも寝る前に対策を取れば、二日酔いは避けられます。今回はお酒を飲んだ後の対策をご紹介します。






意外と知らない真実!二日酔い対策のために飲んだ後にする5つの行動

1) なぜ二日酔いになるの?

会社の飲み会などで2次会、3次会と調子良くお酒を飲み続けた翌朝は頭がズキズキと痛み、体がだるくて動くのもままならない事があります。口の中はお酒臭く体は何となく火照ったままで、胃がスッキリしません。酷い時は嘔吐もします。 これは二日酔いの症状で、お酒をたくさん飲み過ぎてアルコールの分解が追い付かない時に起こります。飲んでいる時から気持ち悪くなり吐いてしまうような症状は「悪酔い」で、二日酔いとは区別されます。

二日酔いはお酒を飲んでから6時間程度経過してから起こる、不快な症状の事を言います。 二日酔いの原因は吸収されたアルコールが代謝するのに時間がかかり、中間代謝物のアセトアルデヒドが体内に蓄積される事です。アセトアルデヒドは中毒性が高い有害物質で、蓄積すると脳の血管近くの神経を刺激し頭痛を起こし、嘔吐中枢を刺激するので吐き気や嘔吐を引き起こします。二日酔いの時の独特の口臭の原因も、アセトアルデヒドです。

2) 二日酔いにならない方法は?

飲み会は楽しいしお酒は大好きだからたくさん飲みたいけど、二日酔いにはなりたくないと思う人はたくさんいます。飲み過ぎて酔っぱらって帰宅しても、翌日に二日酔いになっていない場合があります。いつもこのように、二日酔いにならない体でいたいものです。 二日酔いはお酒をたくさん飲んで、アルコールの代謝が間に合わずにアセトアルデヒドが体内に蓄積されることが原因です。

二日酔いになりたくないなら、アセトアルデヒドを溜めなければいいのです。 そのためには自分のお酒の適量を知り、それを守ることが大切です。お料理をつまみながらゆっくりお酒を飲むことで、アルコールの吸収を遅くすることが出来ます。そしてお酒を飲む合間に水分摂取を心掛け、脱水症状を防ぐようにします。

乾杯の1杯目はごくごくと一気に飲んだとしても、後は会話や食事を楽しみながらゆっくり飲んで肝臓に負担をかけなければ、二日酔いにはなりません。

3) 飲み過ぎた後でも大丈夫!

二日酔い対策のために飲んだ後にする5つの行動 お酒の適量を守り食べながらゆっくりお酒を飲めば二日酔いにならずに済むことは、誰もが十分に理解している事です。それでも楽しい雰囲気にのまれたり上司にすすめられて断ることが出来なかったりして、つい飲み過ぎてしまうことは誰にでもあります。そのような時は、飲んだ後の寝る前にきちんと対策を取れば、二日酔いは免れます。その対策方法、知っていますか?

(1) 水分補給

お酒には利尿作用があります。お酒を飲み始めていい気分になってくると、尿意が頻回になります。お酒に酔う状態を「アルコールによる脳の麻痺」と表現しますが、この作用によって抗利尿ホルモンの働きも麻痺します。そうすると必要以上に体内の水分が体から出てしまうので脱水になります。

脱水症状では微熱や倦怠感などの症状を起こしますが、進行すると意識状態もおかしくなり危険な状態になります。お酒をたくさん飲んだ時には、寝る前にお水をたくさん飲まなければいけません。

(2) ビタミンCの摂取

二日酔いは肝臓でアルコールの代謝をする時に生成される、アセトアルデヒドが体内に蓄積される事が原因です。お酒をたくさん飲んだ後は、間違いなくアセトアルデヒドが溜まっています。眠っている間にこれをしっかり分解してしまわなければなりません。 ビタミンCにはアセトアルデヒドの分解を促進する働きがあります

寝る前にビタミンCを摂取しておけば、二日酔いにならずに済みます。ビタミンCが豊富に含まれたフルーツを食べたり、ジュースでも大丈夫です。オレンジジューズやみかんジュースが効果的ですが、りんごジュースならビタミンCの他にリコピンが入っているので二日酔いの時の口臭を防いでくれます。

(3) 糖分の補給

肝臓がアルコールを分解するときには、大量のエネルギーを消費します。しかしアルコールの分解中は肝臓はこれを優先するので、他の仕事が出来ません。そうするとエネルギーを消費するだけで作り出す作業が出来ないので、補給しなければエネルギーが不足しアルコールの分解作業はストップします。

寝る前にフルーツジュースやスポーツ飲料を摂取すると、糖分の補給になりますし水分補給も出来ます。〆のおにぎりやラーメンでもいいのですがカロリーの過剰摂取になるので、何かが食べたいならりんごやみかんなどの果物を選んだ方が胃や肝臓に負担をかけません。

(4) 胃薬を飲む

お酒を飲み過ぎた時は、暴飲暴食をしていることが多いです。お酒を飲む時は食べ物は食べないという人もいます。アルコールは刺激物なので、脂肪分が多い物や辛い物と同様に胃壁を直接刺激します。二日酔いの朝に吐き気が無かったとしても胃がもたれている事があるのですが、これはお酒などの刺激により胃炎になっているのです。

寝る前に胃薬を飲むことで、傷んだ胃壁を修復し機能を正常に戻すことが出来ます。最近は飲み過ぎた後用の胃薬が、コンビニエンスストアでも売られているので帰宅途中に手に入ります。

(5) 梅干しを食べる

梅干しを食べると唾液が出て胃液の分泌を促し、傷ついた胃壁の修復を促します。そして酸味の成分にはクエン酸が含まれており、肝機能を助けるとともに疲労回復にもつながります。寝る前に1個食べるだけで効果は現れます。

4) 飲んだ後にやってはいけない事

飲んだ後の二日酔いの対策を万全にしても、まだ落とし穴があります。お酒を飲んだ後にやってはいけない行動があるのです。もし、前に書いた対策を取ったとしても、やってはいけない行動をとったら二日酔いは免れません。

(1) 入浴

お酒を飲んで脱水症状になった時に熱々のお風呂に入ると、さらに汗で水分が不足して脱水症状が進みます。時々「飲んだ後にはサウナやお風呂でアルコールを抜く」という人がいます。 飲んだお酒は胃と小腸で吸収されたら肝臓で代謝されて酢酸に変わり、その後二酸化炭素と水に分解されて外に出ます。血液中に貯まったアセトアルデヒドは、汗になって体の外に排出されることはありません。

(2) 頭痛薬・睡眠薬の内服

二日酔いの頭痛予防として、先に頭痛薬を飲む人がいます。これはやってはいけません。飲んだ薬の成分は肝臓で代謝されてから血液を通して頭痛のもとになっている部分に働きかけます。アルコールの代謝中に薬を飲むと、薬の代謝に手が回らないので成分が代謝されずに体中に回り効きすぎてしまうのです。副作用を起こす原因になり、危険です。






今回のまとめ

1) なぜ二日酔いになるの?

2) 二日酔いにならない方法は?

3) 飲み過ぎた後でも大丈夫!二日酔い対策のために飲んだ後にする5つの行動

4) 飲んだ後にやってはいけない事