風邪 ビール風邪を引きはじめたのに、ついついお酒を飲んでしまうことってありませんか。頭の片隅に「風邪ひいてるけど、飲んじゃっても大丈夫かな?」とありつつも飲んでしまったことは誰にでもあるでしょう。今回は風邪とビールの関係についてご紹介します。






意外と知らなかった!風邪とビールの4つの関係

1)ビールの製造工程

そもそもビールってどうやって造られているのでしょうか。日本の主税法では、二条麦芽、ホップに水、コーンスターチやとうもろこしや砂糖などの糖類を加えて味を整えます。紛糾した二条麦芽に糖類を加えて、ろ過します。そして、ホップを混ぜて煮立てます。苦味や風味はこのホップにあります。

そして、熱麦汁ができます。いよいよ発酵の工程に移ります。5~6度程度の熱麦汁に酵母を入れます。7日から8日寝かせたら、炭酸とアルコールに分解されます。

最後には、貯酒という貯蔵工程に入ります。テレビなどでお酒の工房などで日本酒など大きな樽や容器に寝かせて風景がありますよね。まさにビールも同じ工程を踏みます。10日ほど寝かせ、より熟成されます。そして、琥珀色のビールが出来上がります。そして、工場にて容器に詰められて、市場へと旅たちます。

二条麦芽は、国産の物もありますが、ほぼ輸入に頼っています。ホップに関しては、100%輸入に頼っている現状です。

(1)麦芽栄養分はサプリの効果があり

ビタミンB群が豊富に含まれているのがビールの主原料となる麦芽。麦芽にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が含まれております。ビタミンB群は、体の免疫力をアップしてくれて、がん予防にも効果があります。まさにビールは風邪薬のようなものです。他にも葉酸やカルシウムやナトリウムなども含まれておりますのでビールを飲んで足りない栄養素を補うサプリ的な飲み物と成っているのです。

風邪っぽい体調の悪い時の、ほどほどの1杯のビールが救世主になるとは、これで体調が悪くてもビールを飲む罪悪感がなくなります。

(2)ホップの薬剤的効果

ビールの元となる「ホップ」の葉の成分を把握してますか?ビールのCMなどでタレントが新鮮なホップを摘む様を見たことはあり、何となくイメージがつかめますよね。あのホップこそ、ビール独特の苦味や香りを醸し出しています。また、殺菌効果もあり、体内においても鎮静作用、抗菌作用、胃腸の回復など風邪薬や胃腸薬的な効果ももたらしています。

また、最近ではホップの中にフムロンという化合物を発見し、その効果は、気管支炎、肺炎などの原因となるRSウィルスに効くとの研究結果が学会で発表されました。まだまだ、開発中のフムロンですが、今後新たな救世主となってくれる可能性を秘めています。

(3)ビール酵母の効果

ビール酵母を聞いたことある方はいらっしゃるかと思われますが、実際どんな効果をもたらすかは、ほとんど知らないと思います。実は、ビール酵母のサプリを摂取するだけで、ほぼ現代人の取らなくてはならない栄養素を摂取してしまえます。ビール酵母には、タンパク質、食物繊維、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラルなどが豊富に含まれております。元々の原料の麦芽にもビタミンB群が含まれておりますので、ビタミンB群がより豊富になります。

(4)炭酸の効果

ダイエットに炭酸水を飲むといいと最近聞かされせんか?また、炭酸ガスタイプの入浴剤を入れると疲れが取れると聞いたことはありませんか。炭酸ガスは、胃の調子を整えたり、疲労を回復に役立つ効果があります。適度な苦味と炭酸の美味しさは、今までは胃腸に悪いとおもっていた方の罪悪感を軽減してくれる朗報です。

2)注意事項

こうしてみると、ちょっと位の風邪でしたら、ビールを飲んでもいいかな、逆にビールが薬になるかなとビール好きには、嬉しい情報ですが、熱が出るほどのこじらせた風邪になってしまったら、ビールの摂取は多少の注意が必要です。

(1) 冷やしすぎない事

キンキンに冷えたビールは美味しいですが、身体を冷やしてしまいます。常温とまでは言わなくても、冷やしすぎない程度のものを飲みましょう。

(2)薬を飲む時は飲まない事

風邪の初期段階で、元気づけにビールを飲むのは、いいですが、さすがに高熱になり、病院での処方箋の薬を飲む段階にまでこじらせてしまえば、ビールと言えどもアルコールが含まれていますので、飲むのは控えましょう。アルコールと薬の飲み合わせが、身体に良くないのは、言うまでもないですね。

いかがでしたか。ビールの原料となる二条麦芽、ホップにはビタミンB群が豊富であったり、殺菌作用、鎮静作用があったりと、身体の免疫をつける、風邪を治すための栄養素が豊富に含まれております。風邪の初期段階、かかったかなと感じた時に、クイッとビールを飲んで、早く就寝すると思いのほか、風邪が回復するかもしれませんね。しかし、あくまでも初期段階、薬を飲む以前の段階にしておきましょう。






今回のまとめ

1)ビールの製造工程

2)注意事項