新年会、忘年会、接待、付き合い…仕事をしていく上では避けては通れない飲み会がたくさんあります。そしてついつい飲みすぎてしまい、翌朝起きた時には二日酔いでつらい。なんてことも少なくないのではないでしょうか。今回は2日酔いを治す方法をご紹介します。
意外と知らない真実！2日酔いを治す４つの事実
１）二日酔いのメカニズム
まず、二日酔いになるメカニズムを説明します。体内に取り込まれたアルコールは肝臓で2段階の分解処理が行われます。この処理の中間に出来る物質「アセトアルデヒド」が二日酔いの元なんです！ アセトアルデヒドは有害物質で、血液中のアセトアルデヒド濃度が高くなると頭痛・吐き気・発汗など二日酔いの症状を引き起こします。
そして肝臓がアセトアルデヒドを一度に分解できる量は限られています。分解処理が追いつかなくなると血液中のアセトアルデヒド濃度が上昇し、二日酔いの症状がでるのです。（実際の二日酔いにはこの他にも脱水症や胃腸の不具合などが加わります。）
２）寝る前になるべく吐いてしまう
わたしもお酒がすごく大好きで、よくテキーラのような度数の強いを何杯も一気飲みし、次の日二日酔いでグロッキー状態になるとこがしばしあります。二日酔いになるまで飲まない人からすると、そんなに飲まなければいいのではとお思いの方はいらっしゃると思いますが、本当におっしゃる通りです。今日こそは、今日こそは、と、毎回たくさん飲まないように気をつけるのですがお酒を飲んでいるとその決心すらも忘れてしまいます。(お酒だけのせいではないと思いますが) 周りの友人もガバガバ飲み、二日酔いになるタイプばかりなのでついつられて飲んでしまいます。
さて、前置きは長くなりましたが、そんな二日酔いを治すには、「寝る前に全部吐き出す」ことです。ポイントは胃に何も残らないくらい全部吐くことです。これで次の日の二日酔い具合は全く違います。注意したいのは、吐くことによって水分が失われるので、水分補給だけ気をつけてくださいね。
３）水分補給をする
スポーツドリンクはスポーツによって失われた水分、栄養素を素早く補給するよう設計されたドリンクですが、これがなんと二日酔いの回復を助けてくれるんです。二日酔いの最大の原因はアルコールにより多量の水と栄養素が身体から失われることなのですが、それをスポーツドリンクが通常の水よりも素早く補給してくるからです。 アルコール50gで約600～1000mlの水分が失われます。これは焼酎ロック180ml、ビール1㍑に相当します。
また、排尿以外にアルコールによる栄養素の吸収を邪魔し、多量の栄養素が失われてしまいます。しかしスポーツドリンクは失われた水分と共にナトリウム、クロール、カリウム、糖分を素早く補給してくれます♪♪ 特にスポーツドリンクは水分を通常の水よりも素早く吸収できることから、 頭痛、だるさ、吐き気、食欲不振などの原因となる脱水症状の二日酔いや、 頭痛、だるさ、筋肉痛などの原因となる低血糖症の二日酔いに効果を発揮します。
また、二日酔いになるとなーんにも食べたくなくなりますが、スポーツドリンクならなんとか飲めるという人も多く、二日酔いにスポーツドリンクは非常に効果が高くなっています。人間が水分を摂取する目安の量としてはだいたい2~2.5リットルの水分補給が必要です。その上寝ているだけでも体内の水分はなくなり、脱水状態になっています。お酒を飲んでいる最中も水を飲みながらが望ましいといえます。
水でもかまわないのですが、アクエリアスやポカリスエットのようなスポーツドリンクを積極的に摂取しましょう。
４）熱いシャワーを浴びる
おきて二日酔いを感じたら十分な水分補給をしたあと、熱いシャワーをあびましょう。体内の血流がよくなり、発汗も促進され、体内からアルコールが抜けていきます。目も覚めて頭もすっきりするので一石二鳥ですよ。もし途中で具合が悪くなったらお風呂場で吐いたあと、すぐきれいに処理できます。ただ、本当に具合が悪いときは無理せずやめておきましょう。
５）二日酔いに効果的な食べ物を食べる
二日酔いの症状を軽減することが期待される食べ物は、以下のとおりです。
・しじみやあさりの味噌汁
しじみとあさりには、それぞれ二日酔いの症状緩和に効果的な成分が含まれています。まず、しじみには、「オルニチン」というアミノ酸が含まれます。オルニチンは肝臓の働きを正常化し、二日酔いの症状を緩和してくれると考えられます。次に、あさりには「タウリン」が含まれます。タウリンにも、肝臓の機能を正常化したり、アルコールの分解を促進したりする働きがあります。
・はちみつ
はちみつに含まれる果糖は、アセトアルデヒドを分解する作用があると考えられています。アセトアルデヒドは、二日酔いのさまざまな症状の原因とされています。
・バナナ
バナナに含まれるビタミンCは、肝臓に障害を引き起こす分子を中和する働きがあるとされています。
・柿
柿は、二日酔いの症状を緩和してくれる食材として広く知られています。柿に含まれているビタミンCは、肝臓の機能を補助してくれるとされています。また、柿には、アルコールを分解するタンニン・カタラーゼも含まれます
季節の食べ物もありますが、ほとんどスーパーでいつでも手に入れれるものばかりですね。二日酔いになったあとで買いに行くのは酷なので前もって購入しておき、常備しておきましょう。以上、二日酔いのときに効果的な対処法４選をお伝えしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
でも二日酔いにならないのが一番です。事前にウコン等のドリンクを飲んだり、すきっ腹で飲まないことを徹底したり、お酒を飲みながらアルコールの入ってない飲み物を飲んだりして、楽しく過ごしてください。
今回のまとめ
１）二日酔いのメカニズム
２）寝る前になるべく吐いてしまう
３）水分補給をする
４）熱いシャワーを浴びる
５）二日酔いに効果的な食べ物を食べる
