妊娠 ノンアルコール妊娠する以前からお酒が好きな妊婦さんは、妊娠中のアルコールは控えたいものです。ノンルコールのビールならアルコールがないから大丈夫と勝手に思い込んでいませんか。今回は妊娠とノンアルコールの関係についてご紹介します。






意外と知らない真実!妊娠とノンアルコールの4つの関係

1)胎児性アルコール症候群の危険を認識する

ノンアルコールでもごく微量のアルコールは含まれているのです。また、妊娠中はお母さんの食べたものがすぐに赤ちゃんへ送る栄養へと反映が思いの他早く、伝わってしまいます。また、ノンアルコールのビールは甘味料、添加物などの糖質が含まれています。妊娠中は、人としての体の機能を作り上げる大切な時期なのです。いつも以上に普段の食生活に気を配る必要性が出てきます。

「胎児性アルコール症候群」というアルコールによる赤ちゃんにもたらす先天性の悪影響が出てくる可能性が高くなります。海外ではかなり危険度が認知されていますが、まだまだ日本では認知が浅く、自覚のない妊婦さんも少なくありません。しかし、こうした胎児性アルコール症候群にかかる確率はごくわずかと軽く見ている妊婦さんもいるかもしれません。

しかし、アルコール依存症の妊婦さんから生まれてくる胎児性アルコール症候群の確率は思いの他高いのです。およそ30%くらいだとのデータ報告が寄せられているのです。日本では、0.01%以下の確率でアルコール依存症の赤ちゃんが生まれてきています。案外、多いと思われませんか。胎児性アルコール症候群は、妊娠中の習慣的なアルコールの摂取が胎児にもたらす悪影響のことを言います。

具体的には学習障害、知的障害、記憶障害、発育不全、ジカ熱でもあった小頭症、容貌にも異常が現れます。これらの症状は、重く受け止めなければなりません。酒造メーカーは、缶ビールなどに妊婦のアルコール摂取は控えるようにと記載されていますが、これほどまでに深刻な悪影響を赤ちゃんに与えると認識している妊婦さんはまだまだ少ないのが現状です。

厚生省や各市町村や病院などがアルコールによる赤ちゃんに与える悪影響を知らせるのは、社会的に今後、大きな課題となります。

2)ノンアルコールでもアルコールが含まれていることを認識する

ノンアルコールだから全くアルコールが含まれていないとの勝手に認識している人が多いのですが、日本の厚生省で定められている定義は、0.1%です。ノンアルコールの缶に0.00%と記載されていますが、実際はごく微量であっても含まれていると思っていた方が賢明です。

酎ハイ系などのノンアルコールも缶も女性向けの可愛い缶の酎ハイなどプシュッとか開けたくなる気持ちにもなることがあるでしょうが、ここは完璧なるソフトドリンクでノンアルコールとはいえ、アルコール飲料と心得て控えるようにしたいものです。

3)お酒以外の気分転換を図る

妊娠中も授乳中の育児期間はそれなりに育児ストレスがあります。よく産後うつなど聞いたことがありますよね。そもそも妊活をしようと思った時点で、アルコールやタバコは控える覚悟は決めるぐらいの勢いが欲しいところです。けど、現実はできちゃった結婚などで妊娠に対してのスタンスが低い人が多いのも現実です。そもそも、その時点でアルコールやタバコを控えるという意識はないと思います。

しかし、授かった命ですから、考え方を変えて、たとえノンアルコールビールでも微量のアルコールは含まれておりますので、チリも積もれば赤ちゃんの成長や母乳に反映されてしまいますので、できるだけ控えたいものです。
確かに妊娠中、授乳育児中はそれなりに心身にストレスはかかります。アルコール以外でのストレス発散を自分になりに見つけていきたいものです。

アルコール以外でもシードルなどワインに近いソフトドリンクやハーブティーを楽しむなど、制約された妊娠生活を楽しむくらいでいきたいものです。人生のうちで、妊娠中、授乳中は、ごく短い期間です。せめてその期間は赤ちゃんとの期間を楽しむようにしたいものです。

4)引き続き授乳期間も要注意

母乳はお母さんの食べたものや飲んだものが反映されてしまいます。思いの他、早く母乳に反映してしまいます。
無事に生まれてきても、まだまだこれから育つ小さな命です。また、赤ちゃんの場合ですと体内でアルコールを分解する力が少ないので、アルコールは極力、控えた方がいいでしょう。カレーを食べたら母乳にカレーの味がするという事は聞かされた事はありませんか。それだけ、お母さんが食べたものが母乳に反映されるのです。

いかがでしたか。普段からアルコールを楽しんでいた妊婦さんには、アルコールを我慢するのは、辛いことですが、過ぎてしまえば、人生のうちのごくわずかな期間です。妊娠ライフ、育児ライフのストレスをアルコールで解消しようとせずに、健康的に上手にストレス解消を図っていきたいものです。






今回のまとめ

1)胎児性アルコール症候群の危険を認識する

2)ノンアルコールでもアルコールが含まれていることを認識する

3)お酒以外の気分転換を図る

4)引き続き授乳期間も要注意