つらい二日酔い。頭痛、吐き気、倦怠感。お薬を飲んでもお風呂に入ってもスキッ！と治るわけではないんですよね。こんなとき、誰かリセットボタンを押してくれれば・・・。なんて思うことありませんか。今回はそんな二日酔いに効くツボを調べてみました。
意外と知らない真実！二日酔いとツボの3つの関係
１）肝機能を高めるツボ
二日酔いの状態は、肝臓がアルコールの分解に間に合っていない状態です。だから翌日に持ち越してしまうのです。ここでもオーバーワークの肝機能を活発化させるツボを集めてみました。
（１）ずばり！二日酔いの症状に効くツボ
期門（きもん）
両方の乳首の真下と肋骨が交わる場所にあります。肋骨の下に指をグイグイ押し込むような形で刺激すると効果的です。特に二日酔いには右側のみ刺激すると効果があります。肝機能を高める効果があるので、飲む前に刺激すると二日酔いや悪酔いの予防にもなります。
（２）アセトアルデヒドを体外に出すためのツボ
魚際（ぎょさい）
アセトアルデヒドとは、アルコールが肝臓で分解された時に発生する有害物質です。この物質が肝臓で完全に分解されると、最終的に炭酸ガスと水になります。しかし、分解しきれないと有害物質のまま、また血流に乗って体内をめぐり、肝臓で分解されるまで待つのです。これがいわゆる「お酒がぬけない。」という状態で、二日酔いです。
このアセトアルデヒドというのは体から取り出すことができないので、体内で分解されるのを待つしかありません。そこで魚際というツボを刺激してアセトアルデヒドを刺激して排出を促しましょう。手のひら側の親指の骨の根本で、手のひらと手の甲の境目あたりに魚際というツボがあります。両手にありますが、痛みの強い方を中心に刺激するのがよいでしょう。
しかし、刺激が強すぎると二日酔いの症状が赤することもあるので、”痛気持ちいい”程度にしておきましょう。早く治りたいあまりに押し過ぎは禁物です。
（３）アルコールの分解促進に効くツボ
能健理三針区（けんりさんしんく）
肝臓の働きを活発にさせて、アルコールの分解を促進させるツボ。手のひらの真ん中から少し手首よりの場所にあります。爪楊枝を10本くらい束ねて、少し赤くなるくらいまで軽くつつくか、親指でギューっと強く押します。飲みながらでも簡単にできそうなので、思い出したらやっておくと、翌朝違うかも？！
２）頭痛に効くツボ
二日酔いの症状の中でも多いのが頭痛。頭が痛いと何も手につきませんよね。早く直したい時にはこの2つが効果ありです。
（１）どんな頭痛でもよく効く？！
百会（ひゃくえ）
頭全体の頭痛でも、部分的な頭痛でも、どんな頭痛にでもよく効くとされているツボ。左右の耳を繋いだ頭のてっぺんにあります。指の腹で気持ち良いと感じるくらいの強さで、2,3分づつ何度か押します。次第に頭の血流が良くなり頭痛が良くなります。他にも色々と効果があるツボで癒やしのツボとも呼ばれています。抜け毛にもきくらしいですよ。
（２）二日酔いの気分の悪さや頭痛に効くツボ
合谷（ごうこく）
頭痛や肩こりに効く最強のツボと言われています。覚えておくと二日酔い以外でも使えそうですね。不眠症やめまいにも効くようですよ。親指と人差指の付け根の根本近辺で、気持ち人差し指に近いあたりにくぼみがあります。押してみてジーンと感じたところです。そこを反対の手の親指でぎゅっと押したり、グリグリ回すようにして刺激します。
３）吐き気に効くツボ
吐いて楽になってしまいたいけど、もう吐くものがない時の気持ち悪さにききます。
（１）吐き気に即効性！
卒谷（そっこく）
吐き気の不快感に素早く効きます。耳を倒して頭にくっつけた時、耳のてっぺんがくっついた場所から、指2本分上にあります。指の腹で「ちょっと痛いな」と感じるくらいの強さで5秒、左右いっぺんに押します。これを3分位繰り返します。
体の中の”気の流れ”を利用する
”ツボ”と呼ばれる場所は体の中を流れている”気”の通り道の中で、主要な場所にあります。そこは、悪い”気”も良い”気”も集まりやすいポイントになります。だから体調の不調により”気”の流れに異変が生じた場合は、それぞれのツボに異常が現れるのです。この、気の流れの滞ったツボを刺激することで、体調を整えることができます。
一言に二日酔いといっても症状もいろいろあるので、その症状に合わせたツボを刺激することが効果的だと思います。
ツボの場所って見つけるのが大変です。文章で場所を説明されてもわかりにくいかと思います。でも、ツボの名前だけでも覚えておくことで、今はスマホや携帯で簡単に検索することができます。何度か試してみてはいかがでしょうか。ツボ押しが上手になれば心強いですね。
今回のまとめ
１）肝機能を高めるツボ
２）頭痛に効くツボ
３）吐き気に効くツボ
