お酒 気持ち悪い 対処地味に続く吐き気や胸焼けは、一番厄介ですね。翌日まで影響が続く事もある吐き気、胸やけ。どうすれば気持ち悪い状態を避けたり改善することができるのでしょうか?今回はお酒を飲んで気持ち悪くなった時の対処についてご紹介します。





あなたは大丈夫?お酒を飲んで気持ち悪くなった時の4つの対処とは

1)二日酔いで吐き気等が起こる仕組み

(1)体が酸性状態になっている
アルコールが胃を通る際に、胃酸を多く分泌し消化を助けます。そのため、空腹の時にお酒を飲むと、胃酸の影響で胃の壁が溶けてダメージを受け胃もたれになります。胃酸が過剰に分泌されることで、体が酸性になってしまうのです。お酒を飲むと、胃酸が多く分泌されているからこそ、食欲増進するんですね。
(3)体調や飲酒量、体質などがでアルコールが分解されていない
体内でアルコール→アセトアルデヒド→水+炭酸ガスがスムーズに進めば、問題ないのですが、体調や飲酒量、体質などでアセトアルデヒドの分解がうまくできない場合があります。そうなると、分解できなかったアセトアルデヒドが血流に乗って全身にめぐり、頭痛や吐き気、倦怠感などの症状を引き起こします。

2)気持ち悪さを改善する6つの方法

(1)重曹水を飲む
胃酸が多く分泌され、体が酸性化しているので、気持ち悪さを感じます。これを抑えるには、酸性状態を中和させる必要があります。重曹には体の中に入ることによって、酸性状態を中和する働きがあります。重曹水を飲むと、吐き気等が軽減されます。
・重曹水の作り方
水200mlに『大さじ1杯程度の重曹』を入れる。
(2)生姜湯を飲む
もともと船酔いをした時に使われていた伝統の方法ですが、二日酔いの気持ち悪さにも効果があると言われています。
・作り方
適量の生姜をすりおろし、お湯に入れて飲みます。はちみつや果糖を入れても良い
(3)水分補給をこまめに取る
とにかく水分補給をして、アルコール濃度をうすめたり、尿や汗として排出させましょう。
(4)質の良い睡眠を取る。
といっても、気持ち悪いといい睡眠なんて とれるわけがないですよね。吐き出せそうなら、吐き出してしまってから休むようにしましょう。また、気を紛らわせるのに携帯を使うことがあるかもしれませんが、交感神経を刺激しないように使用は控えましょう。人間は寝ている間に、体の不調を修復していくので、肝臓がアルコールから分解された毒物を解毒する速度を速めることができます。
(5)寝転がるときは体の右側を下にして寝る
食べ過ぎたり飲み過ぎたりしたことが原因で、胃に食べ物を送りすぎて、逆流しそうだからこそ、吐き気を催すようになります。そのため、体を右側にして寝転がり胃の消化を促進させれば吐き気を緩和することができます。
消化促進の効果があり、気持ち悪さを早く解消するのに効果的です。食べ過ぎ・飲み過ぎの場合はやってみてください。
(6)ミントのガムやタブレットを噛む
ミントの味やにおいが吐き気を抑えるのに効果的であると言われています。吐き気がして気持ち悪いときには,ミント味のガムやタブレットを噛むこと、家にいるときは、体がリラックスするミント系のアロマもオススメです。
ミントのにおいや味が強烈だと逆に不快感になって気持ち悪くなってしまうので、程よいミントのガムやタブレットにしましょう。
(7)ツボを押して吐き気を解消
体調不良の改善=ツボ押しというイメージがありますね。吐き気を止めるのに効果的なツボは、足、腕、指の3か所あります。体を安静にしながら、そのツボを優しく刺激することで吐き気をさらに早く治すことが期待できるでしょう。
【指】関衝…薬指のつめの付け根の角から少し小指側にずれたところです
【足】公孫…足の甲と裏の間あたり外反母指の時にでっぱる骨をたどって、足首か踵に向かって、骨にぶつかる手前にあります。。
【腕】内関…手の内側のほぼ真ん中で、手首のシワから肘に向かって6.6㎝(約2寸)のところにあります。

3)吐き出すのがいいの?それとも吐かない方がいい?

結論から言えば、自然とお腹の底から出る(お腹が押される感じ)感覚だったら、吐いてもいいです。ただ、吐いたら楽になるだろうなと思い手を入れて、吐く人もおられますが それは避けましょう。体が求めて、吐き出そうとする時 優秀な体は他の臓器を傷つけないように準備します。例えば、吐く前は自然と唾液の量が増えますが、それは胃酸の逆流から喉を保護するためのもの。自分で体が必要だと感じていない時に、吐き出すなら 他の臓器に無理をさせてしまうことになるのです。飲酒によっても、体に無理をさせてしまっているので。

4)二日酔い、悪酔いをしないために

美味しくお酒を飲み、翌日のさわやかな1日を過ごすのがやはり一番良いこと!そのために、お酒を飲む前に食べることや自分の適量を守ることを心がけましょう。
①お水、またはカテキンを含んだお茶を飲む
アルコールの分解による脱水症状を防ぐために、お酒と一緒にお水、またはカテキンを含んだお茶も頼み 飲める状態にしておく
②お酒を飲む前は空腹にならない
おにぎり1個、1皿のサラダだけ(少量)でも効果はあります。
③おつまみは、肝臓の働きを助ける物質が含まれる食材を使ったものを。
しじみやレバー、玉子、豆腐、チーズ、枝豆などがオススメです。
余談 : お酒を飲むと食欲増進の効果があるので、揚げ物も食べたくなっちゃいますが、すぐにカロリーオーバーとなってしまいますので、カロリーを気にしている人は注意しましょう。
④飲酒後は、スポーツ飲料をコップ1、2杯を飲む
脱水症状や、二日酔いの原因ともなりえる低血糖症を防いでくれる(イオンと糖分が含まれている)スポーツ飲料をコップ1、2杯は飲むと良いでしょう。





今回のまとめ

1)二日酔いで吐き気等が起こる仕組み

2)気持ち悪さを改善する6つの方法

3)吐き出すのがいいの?それとも吐かない方がいい?

4)二日酔い、悪酔いをしないために