
あなたは大丈夫?二日酔いの4つの症状
1)吐き気
二日酔いの症状で一番多いのはこの症状ではないでしょうか。 吐き気が起こる原因は様々ではありますが、 主な原因としてはアルコールによって胃酸が出過ぎてしまう胃酸過 多が原因です。 アルコールに含まれるアセトアルデヒドという有害物質を身体から 早く排出しようと、胃はフル活動をします。 その際に胃酸の分泌も促されるため、 胃酸過多の状態を引き起こし吐き気の原因となるのです。
胃酸が出過ぎていると胃の粘膜も傷つけてしまうので、 毎日のようにアルコールを摂取してしまうと胃のダメージが蓄積さ れ、炎症や潰瘍まで引き起こしてしまいます。 過度のアルコール摂取や、 毎日の飲酒はなるべく控えたほうがよさそうです。そういった吐き気を治すのに有効なのは一つは吐き気止めの薬、 もう一つは胃炎を抑える薬です。 吐き気止めは通常乗り物酔いの薬としても販売されています。
しかし、 乗り物酔いに効果のある成分のスポコラミン臭化水素酸塩水和物や 、 塩酸メクリジンは二日酔いの吐き気には効果がないとされているの で、その成分の多いものは選ばないようにしましょう。 二日酔いの吐き気に効果があるとされている成分はオキセサゼイン 、ピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチルです。 この成分は胃の粘膜に直接作用して吐き気を緩和してくれます。
2)頭痛
頭痛もまた、 二日酔いの症状としてはよくあるものではないでしょうか。 胃や肝臓が傷ついて胃のだるさや胸焼けを起こすのはイメージしや すいのですが、何故頭痛まで引き起こすのでしょうか。 原因はいくつかあるのですが一つは、 アルコールを摂取することで血中のアルコール濃度が上がると身体 の血管が拡張します。 その際に頭部の血管が無理に拡張されることで痛みが発生するので す。
3)脱水症状
アルコールは水分なので脱水症状を起こすなんてなかなか思いにく いかと思いますが、 実は二日酔いの症状として特に気をつけないといけません。 二日酔いを引き起こす原因としては、 先ほど述べましたアセトアルデヒドが体内に残ってしまうことです 。アセトアルデヒドを処理しようと胃や肝臓がフル回転し、 汗や尿から体外へ排出しようとします。 アルコールには利尿作用もあるので、 更に水分の排出を助長します。
しかし、 この時に排出されるのは飲んだお酒の水分ではなくまずは血液中の 水分です。 続いて浸透圧上昇により血管に移動する体液の水分が排出されるた め、脱水症状を引き起こしやすくなるのです。特に、 ビールに含まれているカリウムは他のお酒に比べて利尿作用が高い とされています。ビールがお好きな方は特に、 脱水症状には気をつけてください。
4)怠さ・脱力感
飲んだあとしっかり寝ても、 なかなか身体のだるさが取れていなかったり集中力が上がらなかっ たりして、仕事が身に入らないこともあるかと思います。これも、 二日酔いが原因です。 アルコールの利尿作用によって尿が排出される際、 体内のカルシウムやマグネシウムが排出されてしまいます。
また、 マグネシウムが不足すると心臓病の危険性が高くなるだけでなく、 高血圧の誘発や不整脈の発生にもつながるので注意が必要です。ただの二日酔いと甘く見てしまうと、 危険に陥ってしまうこともありそうです。 調子が悪いと思ったら体をゆっくりと休め、 飲み過ぎには注意してお酒を楽しむようにしましょう。
今回のまとめ
1)吐き気
2)頭痛
3)脱水症状
4)怠さ・脱力感